2018年01月14日

江戸時代は21世紀にも受け継がれています(3)

 今日は熱海の朝です。
 素晴らしい夜明けの空。輝くばかりの朝となっています。気温は珍しくマイナス1℃です。

 さて、引き続きですが
 西欧型は 『上から目線 (階級的)』
 江戸日本型は 「同列同士の助け合い (社会的)」
な中小企業/ベンチャー起業の支援について、これは 【思想】 であって結構全般的に言えるのでは?!
 これが根っこにあるから、いろんな馴染まない部分があるんじゃないでしょうか。


 信用金庫/信用組合は、「頼母子講」「無尽」からのスタートなので、組合員としての相互扶助が基本。
 誰かが身分的・経済的に上位者で 『ほどこす』 という感覚はありません。
 

 「頼母子講」や「無尽」は、ほぼ形を変えずに未だ地方では運用されています。
 事業者組合などで減容されてるパターンや、沖縄県特に宮古島などの島しょ部では、本州では廃れてしまいつつあるご近所同士での「頼母子講」が続いています。仕組み的には父などから聞く昔ながらのパターンと全く同じ、呼び名が変わっているだけです。私が知らないだけで、皆さんの地域でも運用されているかもしれませんね。
 

 聞いてみると、毎月1万円位の出資で年利10%前後での運用のようです。
 完全に相互の助け合いで、同列関係。女性の夜間外出が厳しい沖縄(琉球)の伝統でも 「頼母子講の寄り合いだけは、無条件でOK!」 で大手を振って外出できるとの事。あっ、これも今現在の話です(笑)
 地位があるから、金を持ってるから、という『ノブレス・オブリージュ』で半分義務として『施しを与えていく』感覚は全くありません。みんなでの助け合いで乗り切ろうぜ!っていう感覚です。
 この江戸期以来の日本の仕組みの動力源は「地域の信用」です。これがあるから、相互扶助となる人間関係が構築できる。相互扶助の人間関係があるから、地域として見捨てられる人たちが少ない、セフティーネットが形成される。また、人間関係が構築されればお金や物の動きが生まれ、地域振興策にもなる・・・。

 現代日本にも、江戸時代から脈々と続く「助け合い」の精神は制度として残っているんですね。
 江戸時代の長屋などをはじめとして、あらゆる所で見られた「人情社会」は、幕藩体制が生んだ制度の結果でもあります。
 それが江戸時代での幕藩体制における 「自治体制」、小さな政府を目指すのならば、一つの究極の形ではないでしょうか。まあ、今から100%戻すなんて不可能だし、私は嫌だなぁ、と思う側面もあるし。なんてったって、民主主義・個人主義・自由主義の申し子だし(笑)
 
 この根底の考え方が、西欧と日本の 「なんとなく感じが違うなぁ」 と感じちゃうところなんじゃないかと思います。
 『北欧の社会福祉制度がよい』『欧米の進んだボランティア制度』
 これらを積極的に採り入れながら、我々の十八番である 「消化吸収&ガラパゴス化」 の枠組みで、ある意味 「ゆる〜く」 やっていったらなんとなくうまくいくんじゃないかなぁ・・・。
 なぁんて(笑)
 
今度は、お金以外でも見ていきましょうか!!(笑)

  えどけいしょん小僧
posted by えどけいしょん小僧 at 10:02| Comment(0) | 江戸時代の仕組み
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