2018年04月15日

【第4回 えどけいしょんとは?】いよいよ教育に入ります!

こんにちは!
えどけいしょん小僧でやんす。
一気に進めているブログ。
前回までは、技法がメインでしたが、いよいよ抜本的な事「教育」に入ります。
我が国は、教育に重きを置く伝統があります。
今回はその点について少し入っていこうと思います。

【驚くべき伝統ある日本の教育と「識字率」の高さ】
 この全ての「大衆文化」基盤となったものが、世界にでも稀な教育の結果「高い識字率」です。

 武士・貴族階級以外の一般庶民では「寺子屋」全国16000軒にも及ぶ専門職ボランティアで行われ、18世紀当時で識字率70%を達成しています。同時期のヨーロッパ識字率は1〜2%の時代であり、江戸時代の状況は驚くべき高識字率です。現代でも識字率70%を達成できない国があるほどです。
 また、当時の世界で全く例を見ないのは、農民の識字率が50%前後あった事です。年貢などの租税で「騙されたくない」という思いが強かったことが原因とされます。その結果各藩は諸事村名主や町衆に任せた「互助・共助」体制を構築でき、小さな政府で安定的に治める事ができたのです。
 
 このことが、映画や物語でも顕著に表れています。

 ヨーロッパ中世をあらわした映画では、レ・ミゼラブルでも君主からの指示はラッパなどの鳴り物が一緒についた「お触れ」を使者が大衆の前で読み上げるシーンとなり、時代劇では戦国時代から「高札」と言われた「お触書」のシーンとなります。「瓦版」を町衆に配り歩くシーンなど、識字率が低い国ではありえないシーンです。
 また、幕末にかけて全国各藩・階級を問わず一斉に尊王攘夷運動が起こったり、黒船の情報が飛び交ったり、明治維新後急激に国民の世界情勢把握が進んだのも、この高い識字率の伝統があったからです。
 先の東日本大震災から見直されている各地に点在して残る文献の発掘からも、江戸時代よりはるか以前からかなり高い識字率が確保されていた事を示しており、同時に権力者の側だけでなく被支配層(町人・町方三役・村方三役・庄屋等)からの文献も、非常に正確で資料性が高い事が判明しています。

はるか昔から、教育がどの階層にもきちんと普及している社会は、世界でも稀かもしれませんね。

もっと学ばなくちゃ!
えどけいしょん小僧でした。

posted by えどけいしょん小僧 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸時代の仕組み